2023年11月に開院いたしました

睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を行っています

お知らせ

当院では、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査とCPAP治療を行っています。
睡眠時無呼吸症候群は、空気の通り道である気道が狭くなったり塞がってしまうために睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。
その原因としては肥満が最も多いのですが、下あごが小さかったり扁桃腺が大きいなどのさまざまな要因が組み合わさって発症します。
睡眠時無呼吸症候群では熟睡できないため、日中の眠気やだるさ、朝起きたときの頭重感、集中力の低下などが見られます。また低酸素状態が毎晩続くことで、心臓・血管系の病気や多くの生活習慣病の発症や悪化と関連すると考えられています。

自分ではなかなか気づきにくい病気ですが、家族からいびきが大きいとか寝ているときに呼吸が止まっていると言われた方は一度検査を受けることをおすすめします。

治療は、軽症であればマウスピース装着などを行い、中等症以上であればCPAPという機械を装着することが代表的な治療となっています。CPAPは、鼻に装着したマスクから空気を送り込んで気道を広げる治療法です。まれに機械になれずよく眠れないという方もいますが、多くの方は「熟睡できるようになった」「日中の眠気がなくなった」など症状の改善を自覚されています。ただし、根本治療ではないので、CPAPは使用の継続が必要です。並行して、ダイエットなどの原因治療も行うことが必要です。

睡眠時無呼吸症候群の診断には、簡易検査と精密検査があります。簡易検査は自宅で簡単な装置をつけて眠るというものです。これで一定以上無呼吸の症状があるようであれば、そのままCPAP治療を開始します。
睡眠時無呼吸症候群が疑われるがそれほど無呼吸が多くない場合には、より精密な睡眠時の検査を行います。この検査は病院で行うため、入院が必要になります。

当院では、簡易検査とCPAP治療を行っています。精密検査やマウスピース作成に関しては、必要に応じて他の医療機関へ依頼します。

もし睡眠時無呼吸症候群かもしれないと思われた方は、一度簡易検査を受けることをおすすめいたします。